今年は梅雨入りが遅い分、暑い日が多くなりましたね。梅雨が明ければ待つのは猛暑。
そんなとき無性〜に食べたくなるのはやっぱり、ひんやり冷たいアイスですよね。

牧場あるところに、美味しいアイスあり。
今回は、多摩地域の広さを活かした自家牧場から、しぼりたての生乳で作ったソフトクリームやジェラートをご紹介します！

【八王子】TOKYO FARM VILLAGE

2022年10月にグランドオープンした「TOKYO FARM VILLAGE」（トウキョウ ファーム ビレッジ）は、牛や羊が放牧されている磯沼牧場を見下ろす形で景色の良い丘の上にあります。

建物内には、ミルクを活かしたメニューや軽食を楽しめる「ISONUMA MILKSTAND（磯沼ミルクスタンド）」と八王子に展開する人気カフェ「バーゼル」が併設されています。

今回のお目当ては、ISONUMA MILKSTAND！

磯沼牧場で過ごす乳牛たちの多品種ブレンドミルク「みるくの黄金律ソフトクリーム」が自家製のコーヒーゼリーと一緒になった「自家製コーヒーゼリーサンデー（650円）」をいただきました。

見晴らしの良い外のベンチに座って見下ろすと、牛や羊たちが放牧されています。

牛を眺めながら“ありがとう”という気持ちでいただいたソフトクリーム。
ひと口食べると濃厚なミルクの味わいが広がり、それでいて後味はすっきり。
自家製のコーヒーゼリーも爽やかな口当たりでミルクとマッチしていました。

爽やかといえば、この丘の上のベンチに座っていると、フワ〜ッと爽やかな風が吹き抜けるんです。

ぜひ、天気の良い日を狙って、最高のロケーションでソフトクリームをいただいてみてください！

【日野】アルティジャーノ・ジェラテリア（モグサファーム）

トレードマークの風見牛がお出迎えしてくれるのは、日野市で唯一の酪農家であるモグサファームがはじめたイタリアンジェラートショップ「アルティジャーノ・ジェラテリア」です。

緑の屋根にレンガ色の外壁がイタリアンカラーでとても良く目立っています。

しぼりたて牛乳100％で作られているジェラートは着色料・香料などの化学調味料フリーで安心していただけます。
また、ジェラートに用いる素材のほとんどが日野産のものを使用しているとのこと。

ショーケースの中は彩り鮮やかで、まるで絵の具のパレットのよう！
定番フレーバーから季節のフレーバーまでたくさんの種類があります。 

今回はその中から、季節のオススメである「ブラットオレンジ」、そして「ココア」と「チョコチップ」をセレクトしました。

ブラットオレンジは酸味が強いのかなと想像していましたが、意外とまろやか。さっぱりしているので夏にはぴったりです。
ココアもあっさりしていて食べやすく、チョコチップにはパリパリのチョコがアクセントになって食感を楽しめます。
前回訪れた際に選んだかぼちゃもまたオススメ。 （色んな味を楽しみたい！という方はお持ち帰り用のカップアイスという手もあります）

ジェラートショップから徒歩9分ほど歩いて行くと、モグサファームの牛舎があります。
現在は、ホルスタイン種とジャージー種をあわせて24頭の牛が飼育されています。

多摩丘陵の涼しい土地や、良質な乾草をはじめとした厳選された飼料など、良い環境に育まれた牛たちから搾った牛乳は、脂肪分の高い濃厚な味わいが楽しめるそう。
ジェラートを食べた後はぜひ、牛に会いにモグサファームにも立ち寄ってみてください。
※牛舎の方には駐車場はごさいません。
※観光牧場ではないため、中に入ることはできません。

【武蔵村山】手づくりアイス工房ヴェルデ

武蔵村山市にある酪農家の「手づくりアイス工房ヴェルデ」では、自家牧場のしぼりたて牛乳と東京産（特に多摩地域）の素材を中心に毎日ひとつひとつ丁寧にジェラートが作られています。

コテージを思わせるような、温かみのあるカントリー調のお店には、店内・店外ともに座って食べられるスペースがあり、新鮮なジェラートをゆっくりいただくことができます。

この日のフレーバーは12種類。季節のメニューによって入れ替わりがあるようです。

今回選んだのは、季節限定フレーバーの「奥多摩わさび」と「いちごミルク」のダブル（380円）。カップが牛柄で可愛いですね。

わさびってどうなのかな？！と思っていましたが、つんと鼻に抜けるわさびの風味がクセになりそうで、また食べたくなりました！
いちごミルクもなめらかで、全体的に手づくりのやさしい味わいを感じます。

工房の隣にあるブルーベリーの自家農園では、７月中旬〜８月下旬まで摘み取り体験もあるようなのでぜひWEBサイトをチェックしてみてください。

【瑞穂町】清水牧場 WESTLAND FARM

新鮮な生乳と地産の食材をふんだんに活かした“東京の新しいジェラート”を謳う「WEASTLAND FARM」は、清水牧場がお届けするジェラートショップです。
1946年創業の清水牧場は、約110頭の乳牛を飼育している東京では最大級の牧場とのこと。

ブラックとウッドを掛け合わせたおしゃれな店内は休日の家族連れで賑わっていました。

ショーケースを覗くと、フレーバーの多さにびっくり！
期間限定もいくつかあるようです。どれにしようか迷う時間も楽しいですね。

楽しく迷った挙句、よくばってトリプルにしたら3色だんごのような色になりました。（トリプルカップ 7/1(月)〜550円）
選んだのは「いちごミルク」と「抹茶」、そしてなんと清水牧場で採れた「じゃがいも」。
いちごミルクは甘酸っぱいソースにフレッシュないちごの風味とクリーミーでやさしいミルクが絶妙にマッチしています。
抹茶は爽やか！夏にちょうど良いスッキリした味わいでした。
気になっていたじゃがいもは、この中だと一番口当たりがなめらかに感じました。じゃがいも感も強くはなく、こちらもスッキリ食べられました。

さらにもうひとつ、やはりここは王道の「しぼりたてミルク」を。

新鮮なミルクの風味がそのまま感じられ、その濃厚さと滑らかさに驚き。甘さは控えめで、ミルク本来のコクと自然な甘みがバランスが◎ コーンもサクサク！

そして、店頭でも販売されていた「東京牛乳」ですが、
清水牧場で搾乳された牛乳も「東京牛乳」として皆さんの食卓へ届けられているそうです。

「戦後から現在まで、皆様の食生活に寄り添って70年。」
そんな清水牧場が提案する新しいジェラート、味わいに行ってみませんか？

（「東京牛乳」は、共同乳業株式会社が、東京都酪農業協同組合及び多摩地区の酪農家と共同開発した東京ブランドの産地指定牛乳東京都地域特産品認証食品です。）

【八王子】ミルクアイスMO-MO

東京唯一の道の駅「八王子滝山」内の一角にある「ミルクアイスMO-MO」は八王子市内にある金子牧場の搾りたての牛乳で作ったジェラートやソフトクリームを販売しています。

ソフトクリームの「カネコミルクスペシャル」は、なんと“道の駅ひんやりスイーツ総選挙”で関東第１位を3度も受賞しているお墨付き。
ソフトクリームを作る際に空気をたくさん入れることでふわふわした口当たりのソフトクリームができるんだとか。

ジェラートは人気No.1のカネコミルクをはじめ、牧場内の畑で収穫した野菜を使った季節限定フレーバーなど、約12種類の中から選べます。ショーケース内がもはや芸術。

ソフトクリームと迷いに迷いましたが、今回はジェラートの中から人気No.1の「カネコミルク」と八王子産のブルーベリーを使用した「ブルーベリー」をチョイス。（ダブル480円）
カップでも小さなコーンが付いているのが嬉しいですね。

ひと口目から濃厚なミルクの味わいが口の中に広がってまず思ったのは「これは、ご褒美だ！」ということ。なんとも贅沢な味わいです。
ブルーベリーも酸味が少なく、ベースに濃厚なミルクがありながらもスッキリした後味でした。
晴れていたので、外にあるテラス席でいただきました。

道の駅構内は、地元の新鮮な農産物や畜産物などを販売している農産物直売所『ファーム滝山』でお買い物するお客さんで賑わっていて、お買い物と一緒にアイスを楽しむ人が多く見受けられました。

道の駅に立ち寄った際はぜひ、ご褒美アイスを楽しんでみてください！

牧場あるところに、美味しいアイスあり。

いかがでしたか？
今回紹介させていただいたお店では、自家牧場の生乳を使用することはもちろん、
その地域で採れた野菜や果物を使用してジェラートをつくっていたり、はたまた販売していたりと
どのお店も地域に寄り添い、地域の魅力が伝わるようなお店としてそこに在りました。

今年の夏はちょっと足を延ばして隣のまちまで、美味しいアイスを食べに行ってみませんか？